このページでは水泳の瀬戸大也がやった耐乳酸トレーニングについて記しています。
男子水泳200メートル個人メドレーで
初優勝した瀬戸大也選手
初の表彰台が金メダルというものすごい快挙を成し遂げました
しかも男子200自で日本人初というから驚きです。
これにより自動的に東京オリンピック出場が決まりました。
競技後のインタビューで勝利のカギは?と聞かれ答えたのが
『耐乳酸トレーニングの効果が出てきた』と答えました。
今まで誰も取れなかったメダルを取り、しかも人生初の表彰台が金にできるほどの効果がでる、
耐乳酸トレーニングとはどんなトレーニングなのでしょうか?
耐乳酸トレーニングとは?

簡単に言うと、
疲れてからがスタート!激しい運動でさらに筋肉を追い込むトレーニング
たとえば短距離走などで走った場合
全力疾走の後は足が思うように上がらなくなったり
とても重く感じる事ってありますよね
実はこの時体内では酸素が足りなくなり、
乳酸という物質が発生してい体の動きを制御しようとしているのです。
普通の人であればここで休憩することが多いですが
耐乳酸トレーニングはここからが本番です。
この状態から、さらに激しい運動をして筋肉を追い込みます。
乳酸でパンパンになった筋肉をさらに使う事は
かなり辛く、当然痛みもあります。
ですがあえて追い込むことで乳酸が出てきても耐えれる体を作れるという事です。
はっきり言ってかなりドMな練習方法なので
並大抵のやる気じゃ続かないハードなトレーニングでもあります。
今回、金メダルを取った瀬戸大也選手も
最初は嫌で逃げていたとコメントしていましたしね
耐乳酸トレーニングってどんな事するの?

1、乳酸になれる練習
今回で言えば200メートル自なので普段の練習はそれ以上の250メートルや300メートルといった距離で練習していたとおもいます。
そうすることで実際の試合で200メートルを泳いだ時に普段の練習よりも短いため楽に泳げるようになります。
2、乳酸に耐える練習
乳酸に慣れてくると次にやる事は乳酸に耐える練習です。
たとえば、手足がプルプルになるぐらい泳いだあとは体内は乳酸だらけです。
そんな状態でもう一回泳よげって言われたらどうでしょう
おそらく疲れ切っているのでスピードもでずフォームも崩れた泳ぎになりると思います。
なので練習の段階で手足がプルプルになってから泳ぐ練習をすることで
疲れに強いカラダ作りができるという事です。
水泳で耐乳酸トレーニングってどのような練習なの?

疲労物質が貯まっても泳ぎ続ける能力向上を狙うトレーニングになります。
100メートル×6本をスピードマックスで泳いでタイムは2’00〜7’00程
200メートル×3本をスピードマックスで泳いでタイムは3’00〜10’00程
距離が短くなってしまうと乳酸が溜まった状態で
泳ぐ時間が短くなりますし、
逆に距離が長すぎると全速力を出しきれないので泳ぐ距離は
個人の実力や能力によって変わってきます。
耐乳酸トレーニングで休憩は無い?
さすがに休憩なしでは無理があるので
いくら耐乳酸トレーニングといっても休憩は必要です
休憩時間も2分 ~10分とここも個人によって違います。
ですが、このトレーニングの根幹は
疲労物質が完全に除去されていない状態で次の1本をスタートすること
なので、体が疲労で動きにくくなっても
頑張って泳ぐというのがポイントになってきます。
耐乳酸トレーニングのまとめ

このトレーニングはかなり辛い地獄のようなトレーニングです。
痛みに強くなるために
普段からそれ以上の痛みをカラダに与えていくような内容だからです。
学生の頃に陸上やサッカーの練習で
ダッシュ10本とかやった事がある人ならある程度は想像できるのではないでしょうか
ただ、そのトレーニングを超えた先に待っているのは
今回のような栄光なので努力する価値はあるかと思います。
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