このページでは、親目線から見たTikTokの危険性とリスクについて記しています。
今爆発的人気のショートビデオコミュニケーションアプリのTikTok(てぃっくとっく)
小学生から20代と幅広く広まっている人気のアプリです。
あなたのお子さんもこのアプリにはまっていて家にいるときも1日中スマホを見ていませんか?
そんなに面白いものなんだろうかと思う中、親目線から見て大丈夫なんだろうか?って心配にもなりませんか?
という事で今回は、親目線から見たTikTokの危険性とリスクについてまとめてみました。
危険性1 不特定多数の人間に個人の情報がダダ漏れ
TikTokの一番ヤバイリスクと危険性といえばこの個人情報がダダ漏れのところです。
しかもそのバレる相手が不特定多数の人間というところに危機感があります。
これが企業だけにバレているとうのであれば、まだ企業モラルが働くのでマシなのですが、TikTokの怖いところはそれがなんのしがらみを持っていない人間に情報がバレるという事です。
具体的にどうやって個人の情報がバレるのか
たとえば上記の動画は実際のTikTokのまとめ動画になるのですがここからは多くの情報がわかります。
1、ジャージや制服で学校名がわかる
2、バックの撮影場所から最寄駅や地域がわかる
撮影場所は、津山駅か・・
津山って事は岡山だな
この看板があってタクシーが止まっている場所は多分ここだろう
そうするとこの近辺を利用する学生となると、〇〇学校、〇〇学校だな
その中でもこの制服と同じなのは〇〇学校だろう
バックに自転車が映っているという事は自宅は自転車県内だな
自転車の色は黄色、赤、黒の可能性が高いな
という事は、岡山津山駅近辺で、〇〇学校の制服を着ていて、黄色、赤、黒の自転車に乗っている子を探せばこの子に合える確率が高いという事だな!
たった1枚の静止画像からでもここまでの情報が抜き出せてしまうのです。
今ではネットがあるので、身バレ、個人特定なんて事は素人でも簡単にできる時代になりました。
危険性2 コメント、DM機能でSNSやり取りができる
なぜ、TikTokが小学生や若い人に流行っているのかというとそれは、承認欲求が満たされるから
誰かに見てもらいたい、多くの人に認められたい、という思いがあるからです。
「君ってすごいね」「君を尊敬するよ」「君ってかわいいね」「君ってかっこいいね」
そういった事がコメントに書かれたり、DM(ダイレクトメッセージ)で来るといい気分になりその結果、見たこともあったこともない相手に心を許していってしまうのです。
ある意味、今の子はお金がかからず0円でナンパや誘惑が簡単にできてしまう時代なんです。
- 60代、70代は食い物で釣りました。 それは食い物に困っていた世代だから
- 50代、40代はお金で釣れました。 それはバブル時代お金がステータスだったから
- 30代、20代は認める事で釣れます。 個人主張に飢えている世代だから(インスタ映え、facebookなど)
危険性3 友人による2次拡散
だったら身内だけで楽しめるようにしておけば大丈夫なんじゃないの?
確かにTikTokには特定した人物にしか見せる事ができないようにする設定があります。
一見すればこれで大丈夫って思うかもしれませんがそれでも完璧ではありません。
ここで注意したいのが、友人による2次拡散です。
例えあなたのお子さんが他人に見られないようにブロックしていたとしても友人の中にその動画を拡散する人物がいればまったく意味をなさないからです。
今問題になっている不適切動画の多くは2次拡散によるもの
あなたもご存知のようにネットニュースやTVで不適切動画の投稿が話題になりました。
見ているほうからしたらなんであんな馬鹿な事を・・って思うかもしれませが実はこれらの不適切動画の多くが友人による2次拡散が発端です。
撮影した本人は他人に見られてないようにブロックしているのですが、それを見た友人が面白がって他人に拡散したことがきっかけでネットで炎上して社会問題になっているという事です。
つまり撮影者や投稿者がいくら細心の注意をしていたとしても、それを見ている友人、知人がバカだとあっという間に動画が拡散されるという仕組みという事です。
これがきっかけで、企業からの賠償請求、個人名の特定、学校退学、就職困難、近所の評判、といった事をたったの1日で背負う事にもつながるという事です。
子供が、ちょっとふざけた動画をTikTokで撮影し投稿
↓
見れるのは許可してる友人、知人のみ
↓
動画を見た友人が面白がって、ツイッターなどに投稿
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不特定多数の人間に見られそれが炎上
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ネットによる本人特定、晒しの対象に
↓
企業からの賠償請求、社会的制裁
↓
デジタルタトゥといわれる一生消えないネットデータ
上記の流れは可能性ではなく今現実に起きていることです。
これらの不適切動画が全てTikTokではなく、ツイッター、インスタ、イチナナ、てぃっくとっくと同じような動画投稿アプリによるものです。
ある日突然自分の子供がTVのワイドショーのネタになっていた・・なんて事もリアルにあるという事です。
子供にTikTokはやらせるべきではないのか?
理想で言えばそうなりますが、まず不可能に近いでしょう。
まずTikTokを禁止にしたとしても似たようなアプリは沢山ありますし、友人がやっていればそっちで登場するという事も考えられるからです。
親ができる事があるとすれば、危険性やリスクをまずはあなたがちゃんと理解しそれを子供にありのまま伝える事でしょう。
親として言いにくい、単語や言葉が出てくるかもしれませんがそこは『わかってくれるだろう』と期待せずにちゃんと口にして伝えていくしかないと思います。
「おもしろいから」
「かっこいいから」
「かわいいから」
たったそれだけの理由で一生消えない動画を簡単に投稿できてしまうTikTokの恐ろしさをちゃんと伝えてあげて自分のお子さんをネットの晒しから守ってあげてください。
最後に、本人たちの意思とは別に他人により拡散されたTikTok動画をご覧ください
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